ごあいさつ

代表取締役会長兼CEOトーマス・R・ゼンゲージ (Thomas R. Zengage)

クライアントの皆様へ

私どもインベスター・インパクトは、日本および海外のクライアントのために、戦略的なコミュニケーション・コンサルティングを提供し、価値創造プロセスを支援することを使命としています。

私たちは、デジタル化され、また大きく変化する世界の中で、クライアントの皆様に効果的なコミュニケーションを行うためのご支援を提供しています。さらに、戦略的IR・PRプログラムの立案から実践および効果測定まで、コミュニケーション領域におけるベストプラクティスを常に研究・ご提案しています。

日本の産業分野はダイナミックであり、また、社会基盤は世界のトップクラスです。グローバル企業や投資家にとって日本は間違いなくポジティブなビジネスの機会を提供するでしょう。日本を取り巻くグローバリゼーションは、今後拡大することは間違いありません。

環境課題をはじめ、多くの社会課題の解決が企業とインベストメントチェーンに託される今、日本および世界の企業経営者や投資家は、企業の価値創造プロセスを持続可能なものにするため、これまで以上に環境・社会・ガバナンス(ESG)の要素を重視する必要に迫られています。私たちは、各クライアントと手を携え、価値創造ストーリーの重要な要素を最も説得力のある方法で伝えていかねばなりません。

私たちは、クライアント企業の皆様のエンゲージメントを効果的・効率的なものとするために、今後とも力を尽くしてまいります。

代表取締役社長角 里香

お客様ならびにステークホルダーの皆様には、いつも当社にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。

おかげさまで当社は、2022年11月に設立10年目を迎えました。この間、私たちを巡る環境には大きな変化がありました。何より、20年近く議論が続いていた、シェアホルダー主義かステークホルダー主義かといった不毛な議論にほぼ終止符が打たれ、SDGsに代表される社会課題の解決に向け、社会の公器としての企業と投資家、そしてインベストメントチェーンに対して大きな期待が寄せられるようになりました。企業体の大小を問わず、ビジネスモデルから創出される価値に社会は期待しており、企業は自身の創出価値が人々と社会にどのようなインパクトを与えるかといったことまで自覚し、説明を求められる時代となりました。

このように大きく変化する時代において、私たちはこれまで以上に社会的責任ある企業として、何を指針にどのような企業行動を起こしているか、あらゆるステークホルダーに対して説明しなければなりません。企業理念のもと、ミッションがありバリューがある。それは誰のためのバリューなのか、自身の行動はその価値体系や哲学に則ったものになっているかどうか、そして企業行動は一貫した価値観に沿った活動になっているかどうか。常に自問し、検証することが求められる時代となっているのです。

私たちが取り組むIR活動や統合報告、統合思考は、企業の自主的な検証を可能にします。さらに統合報告書は、資本市場だけでなく、顧客市場、労働市場といった社会とのエンゲージメントを有効に行い、自社を自立的に規律づける重要なツールと位置付けることができます。

社会的責任を担う企業の皆様と、このように重要な活動を共に行っていくことに高い誇りを感じるとともに、私どものご支援が少しでも皆様のお役に立っておりましたら、嬉しく思います。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。